重い精神疾患は、精神科を受診して下さい
もしかしたら、今、あなたはとてもつらい気持ちを抱えているかもしれません。
周りのことが、以前とは違って感じられたり、考えがまとまらなかったり、気分の波が激しくて、日常生活を送るのがやっと、ということもあるかもしれません。誰にも理解してもらえない孤独を感じ、この苦しみから抜け出せないのではないかと、深く悩んでいるのではないでしょうか。
「どうせ話しても無駄だ」「病院に行っても何も変わらない」そう思ってしまう気持ちも、無理はありません。これまでにも、色々なことを試してきたかもしれません。それでも、今、この手紙があなたの目に留まったのは、ほんの少しでも、何かを変えたいという気持ちがあるからかもしれません。
私たちは、あなたのそのお気持ちを大切にしたいと思っています。
重い精神疾患たとえば、、、
統合失調症、双極性障害、器質性障害などは、ご本人にとって、言葉では言い表せないほどの苦痛を伴うことがあります。しかし、それは決して、あなたのせいではありません。脳の機能に関わる病気であり、適切な医療とサポートによって、症状を和らげ、より穏やかな日々を送れる可能性があります。
精神科というと、少し怖いイメージがあるかもしれません。でも、今の精神医療は、薬物療法だけでなく、カウンセリングやリハビリテーションなど、様々な方法であなたを支えることができます。専門の医師やスタッフは、あなたの気持ちに寄り添い、一緒に解決策を探してくれます。
どうか、一人で抱え込まないでください。あなたの苦しみを理解し、支えたいと願う人が必ずいます。
もし、少しでも「話を聞いてほしい」「相談したい」という気持ちが湧いてきたら、勇気を出して、精神科の門を叩いてみませんか?
受診することは、決して弱いことではありません。むしろ、より良く生きたいという、あなたの強い意志の表れです。
私たち医療従事者は、あなたのその勇気を、温かく迎えたいと思っています。
まずは、お近くの精神科・心療内科を探してみましょう。 かかりつけ医に相談することもできます。
予約が必要な場合もありますので、事前に電話で確認することをおすすめします。
受診の際には、健康保険証をお持ちください。
もし、誰かに付き添ってほしい場合は、遠慮なくご家族や信頼できる人に相談してみてください。
あなたの心が少しでも軽くなり、穏やかな時間が訪れることを、心から願っています。
このメッセージが、少しでも多くの方に届き、医療につながるきっかけとなることを願っています。